モチベーション低下の日を乗り越える効果的な方法
こんにちは。マーケティング・経営コンサルタントの新井です。
私は中小企業に特化し、全国各地の中小企業様に、マーケティングの戦略から実行を中心に、経営面まで、経営者の抱える課題全般の解決のサポートをさせていだいています。これまで200社以上のコンサルをさせていただいており、定めたゴールに対する達成度は90%以上を継続しています。
今日のテーマは「モチベーション低下の日を乗り越える効果的な方法」です。
誰にでも、やる気が出ない日があります。ポジティブな姿勢が大切だとわかっていても、時には気分が落ち込み、何も手につかない日もあるでしょう。そんな時、私たちはどのように対処すべきでしょうか?今回は、自己評価のマインドセットを見直すことで、モチベーション低下の日を乗り越える方法をご紹介します。
まず最初に、多くの人は、調子が良い時を「通常の自分」だと考えがちです。そのため、調子が悪い日には「今の自分はこんなものじゃない」と思い、自分を責めてしまいます。確かに、この考え方が功を奏し、モチベーションが上がって仕事の効率が向上することもあります。しかし、それでも調子が上がらない時には、かえってストレスが増大してしまう可能性があります。
そこで、このどうしても調子が上がらないどん底の時の効果的な対処法として、次の2つの方法をお勧めします。
考えることをやめる:じっと静観して何もしない
時には、無理に自分を奮い立たせようとするよりも、むしろ何もしないことが有効な場合があります。悪いマインドの時に何かしようをとすると、より悪手になってしまったという経験をされた方もいるのではないでしょうか。心もビジネスも流れというものがあります。どうしても悪い流れの時には、あえて何もしない状態にすることです。焦ってはいけません。時を待ち、周りの環境や自分の心が変わっていくことを待つのも良い方法です。
考え方を変える:調子が悪い時を「通常」だと考える
これは、従来の考え方を180度転換するアプローチです。調子が悪い時こそが「普通の自分」だと捉えることで、プレッシャーから解放されます。
一見逆説的に思えるかもしれませんが、実は大きな効果があります。「調子が悪い今が普通なのだから」と考えられるようになると、気持ちが楽になります。そして、その心の余裕が、少しずつ行動を起こす原動力となるのです。
例えば、「今日はまったくだめだけど、それが普通だ」と受け入れることで、無理なく取り組める範囲で作業を始められるようになります。先述の通り、ビジネスも心も波がありますので「調子が良い状況=ラッキーな状態」と考えてみてはいかがでしょうか。そうすると「悪い=ダメだ」ではなく「悪い=普通」と考えることができ、少しずつでも前に進めていけます。無理せず前に進むようになると、少しづつ状況は改善していくはずです。
これは自身を低めることを正当化するということではありません。むしろ、自分の状態を正直に受け止め、その中で最善を尽くす態度を養うことが目的です。
最後に
モチベーション低下の日は誰にでもあります。それを恐れたり否定したりするのではなく、むしろ自然な一部として受け入れることで、長期的には安定したパフォーマンスを維持できるようになるのです。いつもはポジティブ、エネルギッシュである人も、時にはその手綱を緩めてみることで、結果的には生産性の向上にもつながるというパラドックスがあることをぜひ認識し、必要であれば実践してみてください。
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